日本では資産運用を学校・企業や政府を含め軽視してきた結果、米国を初めとする欧米諸国との資産運用による個人の金融資産に顕著な格差が見られる。
先ず、日本と米国の個人の金融資産の中身を「表 日米個人金融資産の推移比較-1」で見てみると、米国人は総資産の86.3%を現預金以外で運用しているのに対し、日本人は48.3%しか運用していないことが分かる。
これは、日本人が利殖をほとんど生まない現預金に大半の資金を放置していることが理解できる。
また、このような投資スタンスの差は「表 日米個人金融資産の推移比較-2」から個人の金融資産の大きな格差を齎していることが自明である。
更に、想定ではあるが、米国人が株式、投資信託や年金など「株式」の割合が中心の運用をしていることから、「表S&P500指数の過去30年推移」にあるように平均で年利8%程度の中長期的利回りを獲得できているものと考えられる。
一方、日本人の運用は大半の運用が現預金のため「表 資産クラス別リスクマップ」にあるように良くって年利2%程度の想定利回りが獲得できたものと思料する。
続きを読むには会員登録が必要です。
このページを表示する権限がありません。